小さな部屋

高校生活はバイトしてお金を貯めるのに必死だった
卒業したら貴方と一緒に過ごしたいから

互いに集めた幸せ生活費 
二人で出かけた休日は 数えるくらいに少なかったけど
その分全てが鮮明で いつでも心で光ってる

「大きな家で暮らしたい」と言ったら
「小さい方が身近に感じて温かい」と貴方は言ったね
それがいいって私も納得させられた

卒業して 二人で歩き出した春の日は
ソトもナカもあたたかかった

手を握れば余計にあたたかく 陽のスポットライトを当てられ
桜は吹雪いて 門出を祝う

三年間で学んだ事 努力は実を結ぶ
勉強なんてこれで充分だった


「お前はいつも楽しそうだね」ってよく言われてたけど
貴方が隣で笑ってくれてるからなんだよ
・・・なんて恥ずかしくて言えないから 笑ってごまかしてた

そんな初々しい春が ずっと続けばよかったのにな・・・
小さな家は本当に素敵だった
二人に距離は感じなかったね

だから近すぎて お互い壊れていってしまったんだね
「辛いときだって俺が傍にいるから」なんて言ってたくせに・・・

知らない方がよかったのかな
遠くで眺めてる方がよかったのかな

そんな事ないと思ってる 壁は越えてゆけるはずだった

二人で選んだ小さな部屋に 今は私が独りだけ
貴方は”身近に感じて温かかった”ですか?

二人で選んだ小さな部屋で 私は一人泣いてます
貴方は”楽しそうだね”って言えますか?

三年間の想いが詰まった空間だから
私は未だにココにいます

貴方の消えた世界だけど 温もりだけはココに在るんだ
未練の塊でいい 私は貴方を忘れられない・・・ それでもいつかココを

卒業して 一人で歩き出したその日は
ソトもナカも空っぽの自分

前を見れば余計に何もなく 陽のスポットライトを当てられ
桜は吹雪いて 成長祝う

小さな部屋でなくしたモノ それは大きな支え
勉強なんて何も役に立たなかった


私の三年間は何の為にあったの?
大切なものと引き換えに私は何かを得たのだろうか

もうあの家に「ただいま」を言う事はないけど
戻れるのならあの日々に戻りたい

未練の塊でいい 私は今でも貴方を愛しています

【2008/05/16 01:36】 心詩 | TRACKBACK(0) | COMMENT(2)
top>>

【 秘密のコメント 】

ブログ管理人への秘密コメントです

【2008/05/16 22:53】  URL | [ 編集]
top>>

【 ↑ 】

ウンちょっとはまった(笑
アドレスさんくすw

【2008/05/18 18:00】  URL | 胡頽子 [ 編集]
top>>

この記事に対するコメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

top>>

この記事のトラックバックURL

top>>